台風の定義<<< 台風豆知識 >>>●台風の定義 熱帯や亜熱帯の海上で発生した低気圧(熱帯低気圧)のうち、中心付近の最大風速が17.2m/s以上になったものを台風と呼びます。 台風のおおよその勢力を示す目安として、下表のように台風の「大きさ」と「強さ」を表現します。 台風の「大きさ」は「強風域(平均風速15m/s以上の強い風が吹いている範囲)」の半径で、台風の「強さ」は「最大風速」で区分しています。 大きさの階級分け 階級 風速15m/s以上の半径 大型 (大きい) 500km以上 ~ 800km未満 超大型 (非常に大きい) 800km以上 強さの階級分け 階級 最大風速 強い 33m/s(64ノット)以上 ~ 44m/s(85ノット)未満 非常に強い 44m/s(85ノット)以上 ~ 54m/s(105ノット)未満 猛烈な 54m/s(105ノット)以上 ●台風は何故あのような動きをするのか? 台風は上空の風に流されて動き、また地球の自転の影響で北へ向かう性質を持っています。 そのため、通常東風が吹く低緯度では台風は西へ流されながら次第に北上し、上空で強い西風(偏西風)が吹く中・高緯度に来ると台風は速い速度で北東へ進みます。 ●風・雨による被害想定 風の吹き方 平均風速(m/s) 想定被害 10以上~15未満 樹木全体が揺れる。電線が鳴る 15以上~20未満 風に向かって歩けない。転倒する人もでる 20以上~25未満 しっかりと身体を確保しないと転倒する 25以上~30未満 ブロック塀が壊れ、取り付けの不完全な屋外外装材がはがれ、飛び始める 30以上~ 屋根が飛ばされたり、木造住宅の全壊が始まる 雨の降り方 1時間雨量(mm) 想定被害 10以上~20未満 地面一面に水溜りが出来る 20以上~30未満 傘を差していても濡れ始める 30以上~50未満 道路が川のようになる 50以上~80未満 マンホールから水が噴出し始める 80以上~ 大規模な災害の発生する恐れが強くなる |